2014年11月13日木曜日

国家試験合格

第三級陸上特殊無線技士国家試験は無事に合格しました.

これで無線技士が組織内にいないという問題は解決しました.

次に進もう.

2014年10月22日水曜日

特殊無線技士国家試験

仕事の休みをもらって,特殊無線技士国家試験を受験しに行った.

エリア放送の機器の操作には第三級で十分らしいので,第三級を受験した.

分からない問題はなかったので,合格しているはず.

2014年10月17日金曜日

県内外の関係者と打ち合わせと目標設定

県内と都内でそれぞれサービスをしている業界関係の方々と昨日,打ち合わせを行いました.我々のプロジェクトについてご理解いただき,強いサポートを得られそうです.

当面の目標として,以下を設定しました.

  • 12月中旬以降に試験放送を開始
  • 1月の仕事始めに本放送を開始

いろいろとハードルは高そうですが,準備を進めます.

学生さんとはコンテンツの準備を進めています.
直近では学園祭の取材など自主的な企画を進めていて,とても頼もしく感じます.

2014年10月3日金曜日

この間の活動

しばらく時間が経ちました.この間の活動は以下の通りです.
  • 文部科学省にプロジェクトの説明に行き,アドバイスをもらった.
  • 地元のケーブルテレビ業者との意見交換を行った.
  • 教員に対して協力者募集を行った.
  • 学生(主に学部1年生)に対してメンバー募集を行った.
  • 学外の複数名の方々に対してプロジェクトの構想を説明した.
  • カメラ・音響機器類の調査と予算見積もりを行った.
  • COC事業の委員会に参加した.
後期に入り,キャンパスに学生が戻ってきました.より多くの方々に興味をもってもらえるよう,具体的なコンテツ作成に入ります.

2014年9月15日月曜日

企画書に書くべきこと

山登義明.テレビ制作入門―企画・取材・編集,平凡社新書,2000より.

企画書に書くべき項目は以下の通り.

  • 番組名
  • 提案者名
  • 放送希望日
  • ねらい
  • 内容・構成
  • 取材期間
  • 完成予定

内容・構成では,番組のアウトラインを書く.

  • 主題:どんな出来事か,主人公は誰か,何がおもしろいのか.
  • 素材:主題を表す材料,主題以外の要素,つまり主題を裏切る要素や補強する要素など.
  • 手法:やりくち,どんなふうに描くか.
  • 意欲:企画にかける情熱

着眼点は「1ヒト,2ウゴキ,3ジダイ」だそうだ.

2014年9月4日木曜日

事例:3ヶ月で学生が大きく成長(石巻専修大学)

石巻専修大学でのエリア放送立ち上げ時の様子が,以下で報告されている:

舛井 道晴.エリアワンセグ放送によるメディア教育と地域活性化の可能性
http://www.senshu-u.ac.jp/library/01_ishinomaki/fukkou-kyousei-project/05_shinsai_report/h24_vol02/068-071.pdf

以下のブログ記事に概要がまとめられているので,手っ取り早く概要だけ知りたい方はこちらを参照してください:

石巻専修大学のエリアワンセグ放送について(VHF放送帯域の再編、放送と通信の融合技術動向)

この記事に書かれていないことで,個人的に興味深かったことは以下の通り.
  • 開局セレモニーの直前まで準備をしていたので,十分な人材育成は行えなかった.そこで,先行してエリア放送に取り組んでいた専修大学のゼミ生に支援をもとめ,主導してもらった(8月6日).
  • 2つ目のイベントとなるオープンキャンパス(9月30日)では,すでに学生主体でインタビュースクリプトや,台本(構成表)を作成した.
  • 学園祭である石鳳祭(10月6日)では,オリジナルな番組の多元中継を行った.
  • そして,10月26日からラジオ石巻と連携した生放送番組である「キャンパスライブ」をスタートした.
つまり人材育成の観点ではゼロからのスタートで,3ヶ月で定常放送までこぎつけている.

2014年9月3日水曜日

ワンセグかフルセグか

ワンセグというキーワードはたまに聞くことが多いと思いますが,フルセグというキーワードはまだ一般には浸透していないと思います.

マイナビニュースでは以下のように解説されていました.

最近スマホに搭載された「フルセグ」ってどんな機能? (前編)
http://news.mynavi.jp/articles/2013/05/29/full_segment/

最近スマホに搭載された「フルセグ」ってどんな機能? (後編)
http://news.mynavi.jp/articles/2013/05/30/full_segment/

また,NAVERまとめにもエントリがあります.

今さら聞けない 「フルセグ」って何? 「ワンセグ」との違いは?
http://matome.naver.jp/odai/2140020013072659401

さて,本学にキャンパスエリア放送を導入するときには,どちらを選択するかという決断が必要です.以下,検討してみます.

まず大前提です:
  • 新しく販売されるAndroidスマホの多くには,ワンセグ・フルセグの機能が組み込まれつつある.
  • iPhoneやiPadで視聴するためには別途チューナーが必要で,そのままでは見ることができない.また今後発売される新機種にもチューナー内蔵は期待薄.
それから,スマホ視聴だけを考えていると忘れてしまうポイントです:
  • フルセグは地デジと同じなので,家庭のデジタルテレビで視聴することができる.
以上の前提があって,ユーザ視点でエリア放送での放送方式を考えてみます.

以下がそれぞれの特徴です.

ワンセグの特徴:
○受信エリアが広い
○移動中でも受信ができる
○普及端末が多い
×画質が悪い
×家庭用デジタルテレビで視聴できない

フルセグの特徴:
○画質が良い
○家庭のデジタルテレビで視聴できる
×受信エリアが狭い
×室内や移動中での受信が難しい
×普及端末が少ない

受信エリアの問題は,キャンパスエリア放送ではあまり意味がありません.もともとキャンパス内のある特定エリアに放送する目的で送信アンテナを設置するからです.

移動中の議論も不要です.特定エリア内に留まって受信することを仮定しているからです.車や電車で移動しながら... といった使用方法は想定していません.一方で,室内でみられるかどうかという点は判断基準になると思います.猛暑下に戸外で視聴するとは思えませんし,授業や休み時間での利用を考えると,教室を選んで室内対応をする必要があるでしょう.

画質問題は,結局のところ対応スマホをもっているかどうかという問題に集約されてしまいます.ワンセグチューナーの機能しかなければ,高画質でデータが送られても高画質で見られる訳ではないからです.

「家庭用デジタルテレビで視聴できる」という特徴も,実は甲府近辺ではあまり意味をなしません.なぜならば,ほとんどの家庭ではケーブルテレビでテレビを視聴しているからです.つまり,地デジチューナーがあってもアンテナを持っていません!

したがって,現状(すなわち,ここ1〜2年の期間)ではワンセグで十分で,室内をカバーするためにいくつかの建物に屋内送信アンテナを追加設置する,というのが妥当な判断だと思います.

2014年8月28日木曜日

事例:圧倒的で豊富な番組数(長岡技術科学大学)

長岡技術科学大学 G-One TV:

放送番組のタイムテーブルが掲載されているが,これがすばらしい.
  • 定例記者会見
  • 講習のダイジェスト
  • テクノ探検隊
  • 公募動画
  • サークル紹介
  • ケーブルテレビの番組
  • 日刊工業新聞ニュース
など,平日の9時から19時まで放送! 残りの時間にテレビショッピングを入れれば,ローカル放送局とほとんど変わらないプログラムになる.すごすぎる.

おそらくケーブルテレビのエヌ・シィ・ティ社からの指導と協力があるのだと思う.

テクノ探検隊は,社会貢献としても広報としても,とても良い取り組み.もう3年もやっているのか...

2014年8月27日水曜日

事例:充実した連携体制と豊富な実績(専修大学)

専修大学で運用されているかわさきワンセグはキャンパスエリア放送のパイオニア.

http://k-one.tv/

番組の一部は上記のウェブサイトでも公開されている.

かわさきワンセグは,ネットワーク情報学部の福冨忠和研究室と藤原正仁研究室によって運営されている.

http://www.senshu-u.ac.jp/sc_grsc/tasai/sempj/sempj_ne/ne0200.html

富士通や川崎市,かわさきFMと連携しており,多摩区役所内でも受信できるらしい.

これまでの実績も数多く,かわさきFMとの同時配信生放送番組である「キャンパスライブ」は50回も放送しているそうだ.

2014年8月26日火曜日

市民放送局

世の中には市民放送局というカテゴリーがあるらしい.

例えば,横浜市民放送局というウェブサイトがある.

横浜市民放送局
http://yokohama-tv.com/

横浜でインターネット放送をしているグループの連合体にみえる.


調布市民放送局
http://chofu-catch.sakura.ne.jp/

市民による番組制作.地域に密着した情報発信を行っている.

この活動には,電気通信大学がサーバを提供している:
https://www.cc.uec.ac.jp/srv/community/catch.html


2013年には,NEC社が市民放送局により地域活性化を支援する事業を始めることを発表している.
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD010RH_X01C13A1MM0000/

宮城大学と先行して実施した実証実験に基づいているようだ.
http://jpn.nec.com/press/201311/20131108_01.html

2014年8月22日金曜日

課題図書(その1)

コンテンツ作成に関する参考図書をリストアップ.いずれも県立図書館にある.

TVディレクターの演出術: 物事の魅力を引き出す方法 (ちくま新書)
高橋 弘樹
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4480067434 

テレビ制作入門―企画・取材・編集 (平凡社新書)
山登 義明
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4582850537 

ドキュメンタリーを作る―テレビ番組制作・授業と実践
山登 義明
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/487698686X 

映像制作入門―見せることへのファー​ストステップ
鈴木 誠一郎
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4779503078

映像クリエーター入門―ノンフィクシ​ョン映像を志す人へ
黒瀬 政男
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/443413633X 

図解だからわかりやすい映像編集の教​科書 (玄光社MOOK)
井上 秀明
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4768302440

2014年8月21日木曜日

大学等での取り組み

エリア放送について大学等の高等教育機関で過去に行われた取り組みは,CiNiiを見れば分かる.すでに「エリアワンセグ放送」というキーワードが用意されている.

http://ci.nii.ac.jp/keyword/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B0%E6%94%BE%E9%80%81

ざっと見ただけでも,例えば以下のことが分かる.
  • 九州産業大学は学生向けの研究プロジェクトとしてエリア放送を有効に活用している.
  • 研究会と紀要レベルの論文はあるが,論文誌レベルの論文はない(少なくともこのキーワードでは).

2014年8月18日月曜日

これまでの経緯

忘れる前に,これまでの経緯をまとめておく.

2014年6月初旬:文科省に助成金を申請することを目指したプロジェクトの1つとして,キャンパスエリア放送があることを知らされた.理事と数名の教職員,学外のコンサルのメンバーで以前から計画していたらしい.構想を練った初期のメンバーには自分は入っていなかったが,「どうも過去に似たようなことをやっていた人がいるらしい」と気づいたメンバーがいるようで,「とりあえず呼んでおこう」という雰囲気になったらしい(あくまでも推測).

ミーティングをするというので日が指定されたが,このときは別件で参加できず.資料だけ受け取る.

6月下旬:どんなことを考えていたのか説明してほしいという連絡があり,T先生と打ち合わせをもつ.工学部の学生さんとやってきたプロジェクトを説明した.概ね以下のような内容:
経緯は以下の通り.
  • 2008年末頃,文科省の理数学生応援プロジェクトに申請するタイミングで,地域WiMaxの免許をとろうと考え調査を開始
  • ところが,N社がすでに免許を申請して取得していることが判明
  • 視点をかえて,コミュニティFM局を申請することを検討
  • しかし,学生さんは全く興味をもたず,免許申請については頓挫
当時の学生さんの意見は「インターネットを使えば世界に向けて発信できるのに,なぜ地域を限定する必要があるのか?」でした.とても真っ当な意見だと思う.
第1期の学生メンバー(当時の学生さん)の興味はチームの立ち上げとコンテンツ作成にあったので,結局「インターネット配信でいいじゃん」ということに落ち着いた.その後,細々と活動をつなげて現在に至る.
活動自体は,学生さんの自主性を重んじることを重視して,できるだけ自由に進めてもらっている.つまりコンテンツの量・質ともに学生さんしだい.少人数で手探りながら,学生さんはがんばってきたと思う.特にこの2年ほどのメンバーは,とてもやる気があり,自主的にどんどん活動している.
以上のような経緯を説明すると,T先生からは興味をもってもらえたようだった.

7月:とある会議で「助成金が採択されそうな雰囲気」というアナウンスがある.

8月:採択される.申請書に書かれたプロジェクトの内容について,改めて関係者向けの説明を受け,申請書のコピーもここで初めて受け取る.実行についての検討を開始するよう求められる.自分なりに情報収集をしたり,業者さんに申請までの流れを教えていただいたり,数名の先生方に協力依頼をしたりする.

以上のような流れで現在に至る.

2014年8月16日土曜日

参入マニュアル:様式等も含めて

総務省によるエリア放送の参入マニュアル一式はこちら:

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu07_03000049.html


リンク先には様式等も掲載されている.


また,以下のような団体がある.

エリア放送開発委員会:
http://www.area-broadcasting.jp/

電波技術協会:
http://reea.or.jp/area/

2014年8月15日金曜日

エリア放送参入マニュアルと関係する資格

エリア放送の参入マニュアルはここ:
http://www.soumu.go.jp/main_content/000284107.pdf

国家試験の有資格者が必要ですが,以下のような記述があります:
エリア放送を行う地上一般放送局の無線設備の操作に必要となる資格は、第三級陸上特殊無線技士以上の資格者(p. 21)
だそうです.

2014年8月14日木曜日

エリア放送の先行事例

キャンパスエリア放送は決して新しいプロジェクトではないようで,過去にいくつかの取り組みがなされている.例えば:

信州大学エリアワンセグ放送
http://www.center.shinshu-u.ac.jp/iic_web/s.html

立命館大学エリアワンセグ実験放送局「R-one.TV」
http://www.r-one.from.tv/

電気通信大学 U.E.Cast -調布ワンセグ-
http://www.ce.uec.ac.jp/uecast/

専修大学 かわさきワンセグ
http://k-one.tv/

などなど.

その他,Wikipediaの「エリア放送」にまとめられている:

災害時対策として,2012年頃から取り組まれているようだ.

2014年8月13日水曜日

はじめに

エリア放送を立ち上げるプロジェクトに呼ばれたので,忘れる前に記録しておく.たぶん1ヶ月もすれば,忙しすぎて記録できなくなるだろうから.