2014年8月28日木曜日

事例:圧倒的で豊富な番組数(長岡技術科学大学)

長岡技術科学大学 G-One TV:

放送番組のタイムテーブルが掲載されているが,これがすばらしい.
  • 定例記者会見
  • 講習のダイジェスト
  • テクノ探検隊
  • 公募動画
  • サークル紹介
  • ケーブルテレビの番組
  • 日刊工業新聞ニュース
など,平日の9時から19時まで放送! 残りの時間にテレビショッピングを入れれば,ローカル放送局とほとんど変わらないプログラムになる.すごすぎる.

おそらくケーブルテレビのエヌ・シィ・ティ社からの指導と協力があるのだと思う.

テクノ探検隊は,社会貢献としても広報としても,とても良い取り組み.もう3年もやっているのか...

2014年8月27日水曜日

事例:充実した連携体制と豊富な実績(専修大学)

専修大学で運用されているかわさきワンセグはキャンパスエリア放送のパイオニア.

http://k-one.tv/

番組の一部は上記のウェブサイトでも公開されている.

かわさきワンセグは,ネットワーク情報学部の福冨忠和研究室と藤原正仁研究室によって運営されている.

http://www.senshu-u.ac.jp/sc_grsc/tasai/sempj/sempj_ne/ne0200.html

富士通や川崎市,かわさきFMと連携しており,多摩区役所内でも受信できるらしい.

これまでの実績も数多く,かわさきFMとの同時配信生放送番組である「キャンパスライブ」は50回も放送しているそうだ.

2014年8月26日火曜日

市民放送局

世の中には市民放送局というカテゴリーがあるらしい.

例えば,横浜市民放送局というウェブサイトがある.

横浜市民放送局
http://yokohama-tv.com/

横浜でインターネット放送をしているグループの連合体にみえる.


調布市民放送局
http://chofu-catch.sakura.ne.jp/

市民による番組制作.地域に密着した情報発信を行っている.

この活動には,電気通信大学がサーバを提供している:
https://www.cc.uec.ac.jp/srv/community/catch.html


2013年には,NEC社が市民放送局により地域活性化を支援する事業を始めることを発表している.
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD010RH_X01C13A1MM0000/

宮城大学と先行して実施した実証実験に基づいているようだ.
http://jpn.nec.com/press/201311/20131108_01.html

2014年8月22日金曜日

課題図書(その1)

コンテンツ作成に関する参考図書をリストアップ.いずれも県立図書館にある.

TVディレクターの演出術: 物事の魅力を引き出す方法 (ちくま新書)
高橋 弘樹
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4480067434 

テレビ制作入門―企画・取材・編集 (平凡社新書)
山登 義明
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4582850537 

ドキュメンタリーを作る―テレビ番組制作・授業と実践
山登 義明
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/487698686X 

映像制作入門―見せることへのファー​ストステップ
鈴木 誠一郎
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4779503078

映像クリエーター入門―ノンフィクシ​ョン映像を志す人へ
黒瀬 政男
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/443413633X 

図解だからわかりやすい映像編集の教​科書 (玄光社MOOK)
井上 秀明
固定リンク: http://www.amazon.co.jp/dp/4768302440

2014年8月21日木曜日

大学等での取り組み

エリア放送について大学等の高等教育機関で過去に行われた取り組みは,CiNiiを見れば分かる.すでに「エリアワンセグ放送」というキーワードが用意されている.

http://ci.nii.ac.jp/keyword/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B0%E6%94%BE%E9%80%81

ざっと見ただけでも,例えば以下のことが分かる.
  • 九州産業大学は学生向けの研究プロジェクトとしてエリア放送を有効に活用している.
  • 研究会と紀要レベルの論文はあるが,論文誌レベルの論文はない(少なくともこのキーワードでは).

2014年8月18日月曜日

これまでの経緯

忘れる前に,これまでの経緯をまとめておく.

2014年6月初旬:文科省に助成金を申請することを目指したプロジェクトの1つとして,キャンパスエリア放送があることを知らされた.理事と数名の教職員,学外のコンサルのメンバーで以前から計画していたらしい.構想を練った初期のメンバーには自分は入っていなかったが,「どうも過去に似たようなことをやっていた人がいるらしい」と気づいたメンバーがいるようで,「とりあえず呼んでおこう」という雰囲気になったらしい(あくまでも推測).

ミーティングをするというので日が指定されたが,このときは別件で参加できず.資料だけ受け取る.

6月下旬:どんなことを考えていたのか説明してほしいという連絡があり,T先生と打ち合わせをもつ.工学部の学生さんとやってきたプロジェクトを説明した.概ね以下のような内容:
経緯は以下の通り.
  • 2008年末頃,文科省の理数学生応援プロジェクトに申請するタイミングで,地域WiMaxの免許をとろうと考え調査を開始
  • ところが,N社がすでに免許を申請して取得していることが判明
  • 視点をかえて,コミュニティFM局を申請することを検討
  • しかし,学生さんは全く興味をもたず,免許申請については頓挫
当時の学生さんの意見は「インターネットを使えば世界に向けて発信できるのに,なぜ地域を限定する必要があるのか?」でした.とても真っ当な意見だと思う.
第1期の学生メンバー(当時の学生さん)の興味はチームの立ち上げとコンテンツ作成にあったので,結局「インターネット配信でいいじゃん」ということに落ち着いた.その後,細々と活動をつなげて現在に至る.
活動自体は,学生さんの自主性を重んじることを重視して,できるだけ自由に進めてもらっている.つまりコンテンツの量・質ともに学生さんしだい.少人数で手探りながら,学生さんはがんばってきたと思う.特にこの2年ほどのメンバーは,とてもやる気があり,自主的にどんどん活動している.
以上のような経緯を説明すると,T先生からは興味をもってもらえたようだった.

7月:とある会議で「助成金が採択されそうな雰囲気」というアナウンスがある.

8月:採択される.申請書に書かれたプロジェクトの内容について,改めて関係者向けの説明を受け,申請書のコピーもここで初めて受け取る.実行についての検討を開始するよう求められる.自分なりに情報収集をしたり,業者さんに申請までの流れを教えていただいたり,数名の先生方に協力依頼をしたりする.

以上のような流れで現在に至る.

2014年8月16日土曜日

参入マニュアル:様式等も含めて

総務省によるエリア放送の参入マニュアル一式はこちら:

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu07_03000049.html


リンク先には様式等も掲載されている.


また,以下のような団体がある.

エリア放送開発委員会:
http://www.area-broadcasting.jp/

電波技術協会:
http://reea.or.jp/area/

2014年8月15日金曜日

エリア放送参入マニュアルと関係する資格

エリア放送の参入マニュアルはここ:
http://www.soumu.go.jp/main_content/000284107.pdf

国家試験の有資格者が必要ですが,以下のような記述があります:
エリア放送を行う地上一般放送局の無線設備の操作に必要となる資格は、第三級陸上特殊無線技士以上の資格者(p. 21)
だそうです.

2014年8月14日木曜日

エリア放送の先行事例

キャンパスエリア放送は決して新しいプロジェクトではないようで,過去にいくつかの取り組みがなされている.例えば:

信州大学エリアワンセグ放送
http://www.center.shinshu-u.ac.jp/iic_web/s.html

立命館大学エリアワンセグ実験放送局「R-one.TV」
http://www.r-one.from.tv/

電気通信大学 U.E.Cast -調布ワンセグ-
http://www.ce.uec.ac.jp/uecast/

専修大学 かわさきワンセグ
http://k-one.tv/

などなど.

その他,Wikipediaの「エリア放送」にまとめられている:

災害時対策として,2012年頃から取り組まれているようだ.

2014年8月13日水曜日

はじめに

エリア放送を立ち上げるプロジェクトに呼ばれたので,忘れる前に記録しておく.たぶん1ヶ月もすれば,忙しすぎて記録できなくなるだろうから.